『新版暗号技術入門――秘密の国のアリス』読み終わりました

レビューっていう程のものじゃなく

・購入を検討してる人への参考になれば。

・自分が読んで印象に残ったところを記録しておくため

http://www.hyuki.com/cr/

http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E7%89%88%E6%9A%97%E5%8F%B7%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%85%A5%E9%96%80-%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9-%E7%B5%90%E5%9F%8E-%E6%B5%A9/dp/4797350997/ref=dp_ob_title_bk

 

という2点から、これから読み終わった本に関してちょっと書こうと思います。

 

1.読み始めたきっかけ

最初は学校の友人が購入したけど、読む時間がない、ってことだったから借りました。

借りたはいいけど、結局僕もまとまった時間を取れずに、冒頭を少し読んでそのままでした。

ですが、最近になって講義で暗号学の基礎を取り上げたものを受講したので、講義でやるなら予習したいなー、というつもりで再び読み始めました。

 

2.読むのにかかった時間

ちゃんとした時間を測ったわけではないですが、5月初旬から登下校中の電車で、平日読んで、まぁ4週間くらいだったと思います。

(※若干ざっくりとだけ読んだ場所もあったかも)

 

3.構成(順番は本書とは違います、括弧内は解説されている技術)

  1. 暗号の歴史(シーザー暗号、単一換字式暗号、エニグマ)
  2. 共通鍵暗号方式に関して(one-time-pad, DES , 3DES, AES)
  3. 公開鍵暗号方式に関して(RSA)
  4. ブロック暗号のモード(ECB, CBC, CFB, OFB, CTR)
  5. ハイブリット暗号
  6. ハッシュ関数(md5, sha-1, sha-2)
  7. メッセージ認証 / デジタル署名
  8. デジタル証明書
  9. 暗号における鍵
  10. 乱数
  11. 実際に暗号が使われてる技術(PGP、 SSL/TSL)
  12. 暗号技術と現実世界

上記の1 – 4で暗号に使われている基礎的な技術を解説。

5-8に1-4の技術を組み合わせたものを解説

9-10で暗号を支える基礎技術の解説

11で実用例

12では総括と暗号技術をリテラシーに絡めた内容になってます。

 

4.読んでみて

まず、全体を通して

・技術が発明された経緯(例:公開鍵暗号方式が発明された経緯)

・技術解説(例:DESの仕組み[鍵長やアルゴリズムなど])

・この技術の問題点の提示(例:鍵配送問題)

・攻撃例(例:ブルートフォースアタック、鍵の漏洩)

・知識確認のための問題と解答・解説

 

という流れで構成されています。

僕の感想として

・歴史的な背景や問題解決の手段として、新たな暗号技術が発明された背景が順を追って解説されている

・アルゴリズムや技術的な解説だけでなく、その技術の問題点の提示がされている(次に解説される技術の背景に繋がる)

・それを逆手にとった攻撃手法も紹介している

・最後にまとめとしてシンプルな演習問題と解説が載っている

以上の点から、理解がしやすく

『暗号技術を学ぶ』ための技術書、というよりは

小学校のときに読んだ歴史の漫画のように一連の物語のような感覚で読めました。

 

用語は知っていたけど、実際細かいところはわからなかった自分としては、とても重宝しました。

ざっくりと、できるだけ早く読みたい、という方には、上記の構成のうち(2,3,4,5,6,7,8, TSL/SSL, 12)だけ読むのもいいと思います。

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